【遊戯王】「ヴィクトリー・ドラゴン」特殊召喚できず、自分のドラゴン族3体をリリースする召喚条件、自身の直接攻撃でデュエルに勝利した場合にマッチキルを行う効果

 

 

《ヴィクトリー・ドラゴン/Victory Dragon》
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守3000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を
生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、
このカードのコントローラーはマッチに勝利する。

 

 ※テキスト中の「生け贄」・「生け贄召喚」はそれぞれ「リリース」・「アドバンス召喚」を指す。

 LIMITED EDITION 5で登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
 特殊召喚できず、自分のドラゴン族3体をリリースする召喚条件、自身の直接攻撃でデュエルに勝利した場合にマッチキルを行う効果外テキストを持つ。

 特殊召喚が不可能で、通常召喚にも3体のドラゴン族モンスターをリリースする必要があり、運用が難しい。
 更に、マッチキルの条件が「直接攻撃による勝利」であるため、モンスターを確実に退かすか、直接攻撃効果を付与しなければならない。
 すなわち、このカードがなくても勝てるようフィールドを掌握しておく必要がある。
 このため、このカードをフィニッシャーとする事を目的とした【MCV】・【Vドラコントロール】で運用された。

2014年4月4日にパーフェクトルールブックが発売されるまで、マッチキル効果の分類が調整中となっていた。
かつては、モンスター効果として扱われたので、《スキルドレイン》が発動している時は、このモンスターの直接攻撃によって相手ライフを0にしても、マッチの勝利とはならない裁定が下されていた。
しかし、パーフェクトルールブックにて、デュエルに勝利するための条件が明記されたテキストはモンスター効果としては扱わないと提示されたので、《スキルドレイン》等によってマッチキル効果を無効にされなくなった。
マッチキルを回避しようとしてサレンダーしても、ルール上相手は拒否することが可能。
このカードを使うデッキを相手にサレンダーするなら、1デュエルではなく、そのマッチ自体にサレンダーするしかない。
ただし故意に違反行為(デッキを崩す等)を行えば、そのデュエルは反則負けになるもののマッチキルは回避できるという、ルールの穴を突いた一応の対策が存在する。
故意による反則行為は公式ルール上ではマッチの敗北や失格に値する行為だが、選考会の公式ヘッドジャッジの判断は「今のデュエルの勝敗が決していない以上は、そのデュエルの敗北である」という措置となっている。
この反則行為を推奨する流れを生んだ裁定は当時物議を醸したが、結局それが覆されることなくこのカードが禁止指定され、うやむやとなってしまった。
登場当初は召喚条件や効果の条件が厳しく使用される事は少なかった。
しかし、後に【MCV】や【Vドラコントロール】、【八汰ロック】にこれを組み込んだデッキが完成した。
《龍の鏡》で《F・G・D》を呼び出し、《次元融合》で生け贄を揃える【ドラゴン族】でも活躍が見られるようになった。
これらに対抗するには、サイドデッキが役に立たず、メインデッキにメタカードを入れる必要がある。
その辺りが考慮されたのか、06/03/01の制限改訂で禁止カードとなる。
その後、06/09/01の制限改訂で制限カードに制限復帰を果たすも、上記の問題等が再燃したからなのか07/03/01で再び禁止カードとなった。
無制限カードから一気に禁止カードとなった最初のカードの一つである。
後に世界大会の賞品として、このカードと同等の種族違いのマッチキルモンスターが登場している。
このカードが禁止カードであるため、それらは全て公式には使用できないカードとなっている。
モンスターカードの種類による細かい相違点はマッチキルを参照。
マッチ戦では多大な脅威となるモンスターだが、シングル戦では単なる重い上に効果の意味がないモンスターになってしまう。

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マッチ最強ドラゴン