【遊戯王】「超融合」手札コスト1枚で自分・相手のフィールドの融合素材モンスターを墓地へ送って融合モンスターを融合召喚する効果、このカードの発動にチェーンされない効果外テキストを持つ

 

 

《超融合/Super Polymerization》 
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

 

 PHANTOM DARKNESSで登場した速攻魔法。
 手札コスト1枚で自分・相手のフィールドの融合素材モンスターを墓地へ送って融合モンスターを融合召喚する効果、このカードの発動にチェーンされない効果外テキストを持つ。

 フィールド融合にしか対応せず、さらにコストも必要と、自分モンスターの融合召喚に使うには重い。
 相手モンスターを巻き込んでこそ、初めて真価を発揮するカードだと言えるだろう。
 速攻魔法であるため、《次元幽閉》などの対象をとる効果に対してサクリファイス・エスケープの如く使える。
 対象をとらない《聖なるバリア -ミラーフォース-》にも、融合モンスターを表側守備表示で特殊召喚することで、除去を回避できる。
 またメインフェイズ以外にも使用できる点から、バトルフェイズの追加攻撃、エンドフェイズの効果処理との連携などをすることができる。
 なお、攻撃対象に選択されたタイミングで使用した場合、攻撃モンスターを巻き込んだかによらず、必ず巻き戻しが発生する。

 相手モンスターを融合素材にできるが、融合素材が指定されている融合モンスターは、ミラーマッチでない限り融合素材はほぼ出現しない。
 そのため、《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》などの融合素材の指定が緩い融合モンスターの融合召喚を狙うことになる。
 相手モンスターのみを融合素材にできれば大きなアドバンテージを得ることができる。
 さらに融合素材代用モンスターも用意すれば、より相手モンスターを融合素材にしやすくなる。
 相手が該当するモンスターを使っていない場合も、《DNA改造手術》や《DNA移植手術》などで相手モンスターを操作して無理矢理融合素材にする手もある。
 ただし、シンクロモンスター・エクシーズモンスター・リンクモンスターだけでも15枚に取捨選択を迫られるうえに、これらも採用する余裕があるかはよく検討したい。

 E・HEROかシャドールを主軸とするデッキでは、E・HEROかシャドール+神属性以外の全属性のモンスターの組み合わせで融合召喚が行える。
 また、召喚獣の存在から、《召喚師アレイスター》または融合素材代用モンスターも神属性以外の全属性のモンスターの組み合わせで融合召喚が可能である。
 これらのモンスターがフィールドにいる状況では、極一部の耐性持ち以外の相手モンスターを除去しつつ融合素材にできるため、これらのデッキでは必須カードである。

 融合召喚を利用するデッキでのミラーマッチにおいては、相手に対する強力な除去カードであると同時に、こちらにとっても警戒が必要なカードとなる。
 上述した【E・HERO】か【シャドール】はもちろん、《DDD烈火王テムジン》等を擁する【DD】などにおいても、ミラーマッチにおける重要度が高い。

 また、カードの発動にチェーンされない効果を持っており、発動はほぼ阻害されない。
 スペルスピードも関係ないためカウンター罠すらも通用しない点は極めて強力である。
 また《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《真六武衆-シエン》など厄介な除去耐性を持つモンスターを対策できるカードとしても評価が高い。
 ただし、《ホルスの黒炎竜 LV6》や《大天使クリスティア》などの永続効果はチェーンを組まないため、選択や発動自体ができなくなる。
 また、このカードの発動にチェーンできないだけなので、融合召喚した融合モンスターは《奈落の落とし穴》などで除去される恐れがある点には注意が必要である。
 この点は、チェーン2以降に発動すればタイミングを逃させて回避できる。

勘違いされがちだが、他の融合召喚カードと同様に対象を指定しない効果。
チェーンされないので妨害を受ける心配はなく、除去としての信頼性はとことん高い。
除去とみなし活用する場合の融合素材の縛りが緩い融合モンスターに関しては、こちらのリストを参照。
単体除去としては優秀だが、相手フィールドのモンスターのみを融合素材としない限り枚数的には1枚の損になるので乱発は避け、しっかり状況を見極めて使いたい。
登場した当時は融合素材の名称が指定された融合モンスターが大多数だったため、使い所が難しくハズレア扱いされることすらあった。
融合素材が種族などの緩い指定の融合モンスターが、融合素材数が多すぎる《F・G・D》や、指定された片方の融合素材が扱いにくい《ユーフォロイド・ファイター》、デメリットを併せ持つ《キメラテック・オーバー・ドラゴン》程度だったと考えれば無理もないだろう。
実際にレアリティの格上げが多い海外でもレアに降格していた。
しかし、後に《E・HERO アブソルートZero》などの融合素材の指定が非常に緩い融合モンスターが登場したことで、活用方法が多く見出された。
その汎用性は登場当初よりも格段に高くなっており、それを認めるかのようにDUELIST EDITION Volume 2ではウルトラレアに格上げされている。
その後もシャドールや《旧神ノーデン》といった融合素材の緩い融合モンスターが続々と登場し、このカードも評価を大きく上げていった。
こうしたことにより、海外では2014/10/01に遂に制限カード、2015/01/01に禁止カードに指定され、日本でも2015/01/01に制限カードに指定されている。
登場時点で鑑みても妥当の評価と言える。
このカード及び融合素材の指定の緩い融合モンスターの登場は、実戦級から程遠かった融合モンスターのあり方を大きく変えた。
全ての融合素材をカード名で指定する融合モンスターはほとんど登場しなくなり、カテゴリごとに専用の融合召喚魔法カードが登場するなど、融合を取り巻く環境の変化は当時とは完全に様変わりしている。
数ある融合召喚カードの中で、「初の速攻魔法」にして「初の相手モンスターも融合素材にできる魔法カード」。
また、「このカードの発動に対して、魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。」という効果を持つ初めてのカードでもある。
(効果モンスターの効果に対応していない点以外は、《神炎皇ウリア》も同じ「チェーン妨害効果」を持っている。)
《ホルスの黒炎竜 LV6》など「魔法カードの効果を受けない」ものは融合素材にできない。
しかし、融合素材の選択は効果処理時であり対象をとらない効果のため、《サイレント・ソードマン LV3》などは融合素材に使用できる。
イラストが《縮退回路》にどことなく似ている。
第3回カリスマデュエリスト決定戦1回戦第4試合「デュエ・ルアVS流星」において流星が使用。
デュエ・ルアのフィールド上に守備表示の《ライトロード・マジシャン ライラ》がいるにも関わらず、何故か戦闘破壊を行わずに自分の《E・HERO オーシャン》と相手の《ライトロード・ビースト ウォルフ》を融合素材にし《E・HERO The シャイニング》を融合召喚した。

 

http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%D4%C4%B6%CD%BB%B9%E7%A1%D5

 

管理人の一言

相手のモンスターだけでも融合召喚出来たりいろいろと強い