【遊戯王】「ファイアウォール・ドラゴン」初登場のデュエルにてコントロール奪取されてしまう

 

 

《ファイアウォール・ドラゴン/Firewall Dragon》
リンク・効果モンスター(制限カード)
リンク4/光属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
モンスター2体以上
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
このカードと相互リンクしているモンスターの数まで、
自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、
戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からモンスター1体を特殊召喚する。

 

原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSにて、主人公の藤木遊作/Playmakerが使用するエースモンスター。
本編では「遊作/Playmaker vsリボルバー」(1戦目)においてPlaymakerがスキル「Storm Access」によって入手。
しかし、リンク召喚される前に引き分けにされたため、使用はされなかった。
初使用は「遊作/Playmaker vsリボルバー」(2戦目)。
《デコード・トーカー》と《エンコード・トーカー》をリンク素材にリンク召喚され、《弾帯城壁龍》を戦闘破壊する。
返しのリボルバーのターンで《ヴァレルロード・ドラゴン》の効果でコントロール奪取されたが、《サイバネット・リフレッシュ》によって破壊、その後Playmakerのフィールドに蘇生された。
この時に発動したバウンス効果は《ヴァレルロード・ドラゴン》には通用せず、《マグナヴァレット・ドラゴン》の効果のトリガーとなるが、《サイバネット・リフレッシュ》による耐性で難を逃れる。
返しのターンで《エンコード・トーカー》による戦闘破壊耐性のもと《ヴァレルロード・ドラゴン》に1度攻撃し、《エンコード・トーカー》と永続魔法《バトル・バッファ》で攻撃力を上げる。
最終的に《サイバネット・ユニバース》の効果を含め攻撃力は7200にまで強化され、《パラレルポート・アーマー》で2回攻撃を得て《ヴァレルロード・ドラゴン》を攻撃し、1ターンキルを決めた。
攻撃名は「テンペストアタック」(第19話の字幕では「テンペスト・アタック」)、(1)の効果名は「エマージェンシーエスケイプ」。
攻撃名の「テンペストアタック」とは「Transient Electromagnetic Pulse Surveillance Technology Attack」の略称であり、日本語に訳せば電磁波盗聴攻撃や電磁波解析攻撃となる。
コンピューターや周辺機器、ケーブルから漏洩する微弱な電磁波を傍受し、パスワードなどのセキュリティー情報を不正に入手する暗号解読手法のことである。
セキュリティを突破する手段であり、コンピュータを守る手段であるファイアウォールとは逆の立場のものである。
攻撃時は、羽根が分離・変形し目のアップと共に背中から円を描くエネルギーを展開、青い体色部分が赤に変化してブレスを放つという演出がなされている。
また、(1)の効果発動時は頭から相互リンクの数だけ電撃をバウンスするモンスターに飛ばす演出になっている。
登場の告知こそされていたが、オープニング映像以外では登場することがないまま次のCIRCUIT BREAKが発売となった。
VRAINSの放送開始時期との関係が変則的だった点を加味しても、レギュラーパック表紙モンスターが次パック発売を迎えてなお未登場であったというのは非常に珍しい。
更に言ってしまえばデュエルでの初登場は次パックの表紙モンスターと同じ話数であるというのも異例の事である。
前述のように、初登場のデュエルにてコントロール奪取されてしまうという、これもまた異例の扱いを受けた。
主人公が操るエースモンスターとしては史上初となる(《スターダスト・ドラゴン》は、初登場の時点ではジャックが所有していた)。
その第12話のサブタイトルでは「鉄壁の守護竜」と評されているが、その回では(というより現在までの出番では)「守護竜」と評されるようなシーンや活躍は特になかった。
さらにその後も登場頻度は非常に少なく、1年目で使用されたのは、上記の初登場デュエルと「vs財前晃」、「vsリボルバー(4戦目)」のたった3回。
最終デュエルである「vsリボルバー(4戦目)」でも、エクストラリンク要員としてリンクマーカーを使用されるだけで、効果の発動や戦闘すらできずリンク素材にされてしまった。
一応、主人公の伝統となる攻撃力2500のモンスターであり、第19話時点では「Playmakerが使用する最強モンスターに位置づけられる」と作中で明言されている。
だが、これらの扱いに加え、1年目の最終デュエルのフィニッシャーも《デコード・トーカー》に譲るなど、主人公のエースモンスターとは言い難い扱いを受けている。
上述した制限カード化にも象徴されるように、アニメのモンスターとしては扱いにくい効果が仇となっているのだろうか。

 

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管理人の一言

アニメでもっと活躍してるところが見てみたい異例づくしの主人公エースカード