【遊戯王】「ジャンク・コレクター」自身と墓地の通常罠をコストに、その通常罠の効果を使用できる誘発即時効果

 

 

《ジャンク・コレクター/Junk Collector》
効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻1000/守2200
フィールド上に表側表示で存在するこのカードと
自分の墓地に存在する通常罠カード1枚をゲームから除外して発動する。
このカードの効果は、この効果を発動するために
ゲームから除外した通常罠カードの効果と同じになる。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

 

 遊戯王5D'sデュエルディスク遊星ver.DX 付属カードで登場した光属性・戦士族の上級モンスター。
 自身と墓地の通常罠をコストに、その通常罠の効果を使用できる誘発即時効果を持つ。

 通常罠をコピーするモンスター効果を持ち、選択した通常罠の効果だけを使う事ができる。
 ただし、無視できるのはコストのみで、発動条件を無視する事はできない。
 その他、コピー効果の詳細に関してはコピーを参照。
 とはいえ、自身をフィールドに用意するには手間が掛かる。
 光属性・戦士族のレベル4に《トランスターン》を使う、《聖騎士の追想 イゾルデ》といったリクルート手段はあるが、前者は《トランスターン》のサーチに難があり、後者は装備魔法の枚数がかさむ。
 単に汎用罠カードを使いまわす目的であれば、下級モンスターである《闇の仮面》の方がまだ扱いやすい方だろう。

 このカードを使用するのであれば、【ダイヤモンドガイ】のような形の専用デッキとしたい。
 《エレメンタルバースト》等のコストが重い通常罠を活用できる他、準備さえ整えば先攻1ターン目から罠カードを使うことも可能になる。
 変わったところでは、《ブービートラップE》を介して間接的に永続罠を使うこともできる。

上述の通り、準備さえ整えば先攻1ターン目から罠カードを使うことができる。
これを活かしたデッキが【ジャンクブレード】である。
罠カードの効果を効果モンスターの効果として適用させる珍しいモンスター効果である。
後に《フレシアの蟲惑魔》が登場したが、類似効果を持つモンスターはほとんど存在しない。
《フレシアの蟲惑魔》とは効果の面でシナジーがあるかのように思えるが、実際のところはかなり微妙である。
《ジャンク・コレクター》は《フレシアの蟲惑魔》のエクシーズ素材になれず、受動的な効果の多いホール・落とし穴は墓地からのコピーでは牽制にしかならない。
OCGで2009年11月に登場したカードだが、TCGでの登場は約9年後の2018年8月である。
第1期の通常モンスターなどのように長年TCG化されなかったカードは存在するが、マスタールール導入以降に登場したカードがこれだけ長期間TCG化されなかったのは異例である。
英単語の「コレクター」には「collector(収集家)」と「corrector(校正者)」の2種類があるが、このカードは前者の方である。
コピー効果は、収集したジャンク品(墓地の通常罠)を再利用するイメージだろう。
原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星vsシェリー」戦において遊星が使用。
《ターボ・シンクロン》の効果により手札から特殊召喚される。
墓地の《緊急同調》と共にゲームから除外され、《緊急同調》の効果を発動した。

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