【遊戯王】「ヴァレルガード・ドラゴン」効果で破壊されない永続効果、魔法&罠ゾーンのカードをコストにこのターンに破壊されたモンスターを蘇生する起動効果、フィールドのモンスターを表側守備表示にする誘発即時効果

 

 

《ヴァレルガード・ドラゴン》

リンク・効果モンスター
リンク4/闇属性/ドラゴン族/攻3000
【リンクマーカー:上/右/下/右下】
効果モンスター3体以上
(1):このカードは効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
このターンに破壊され自分または相手の墓地へ送られたモンスター1体を選び、
効果を無効にして自分フィールドに特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にする。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 COLLECTORS PACK 2018で登場した闇属性・ドラゴン族のリンクモンスター。
 効果で破壊されない永続効果、魔法&罠ゾーンのカードをコストにこのターンに破壊されたモンスターを蘇生する起動効果、フィールドのモンスターを表側守備表示にする誘発即時効果を持つ。

 リンク素材の指定は《ヴァレルロード・ドラゴン》と同様。
 リンクマーカーは一つが上方向を向いており、エクストラモンスターゾーンに展開すると相手にリンク先を提供してしまう。
 一方で、メインモンスターゾーンに展開すると使用できるリンクマーカーが減ってしまうのは難点。

 (1)は効果破壊耐性。
 (3)の効果で戦闘に関してはある程度防御できるので、高い場持ちが期待できる。

 (2)はモンスターの蘇生効果。
 魔法&罠ゾーンのカードを墓地へ送るコストは決して軽くはないので、炎舞や《リビングデッドの呼び声》などの損失になりにくいカードとの併用を考えると良いだろう。
 戦闘破壊したモンスターを蘇生する場合はメインフェイズ2となり攻撃できず、《ヴァレルロード・ドラゴン》でコントロール奪取する場合と比べてリソース消費が大きい。
 他のカードと併用してメインフェイズ1に効果破壊し、蘇生して他の素材に使用したり、アタッカーにするのが理想的な使い方だろう。
 ヴァレットを蘇生する事も可能だが、その場合ヴァレット自身の効果を発動できなくなる。
 メタルフォーゼのペンデュラム効果とは相性が良く、自分のカードを破壊して《錬装融合》をセットしてコストにでき、破壊された場合の効果を持つモンスターを破壊し、それを蘇生させる動きをノーコストで行える。
 さらに《錬装融合》の墓地効果でドローも可能。

 (3)はモンスターを表側守備表示にするフリーチェーンの効果。
 《ヴァレルソード・ドラゴン》と異なり裏側守備表示モンスターを表向きにできるため、リバースモンスターの効果を使用可能。
 リバースモンスターをリンク素材として指定する《サブテラーマリスの妖魔》や《シャドール・ネフィリム》が存在するので、それらと一緒に使うのも良いだろう。

《ヴァレルソード・ドラゴン》とはリンクマーカーの位置が対になっている。
他のリンク4ヴァレルモンスターと異なり、(3)がフリーチェーン効果となっている。
イラストやヴァレルのモチーフから察するに、このカードのモチーフは銃身を覆う「(バレル)ハンドガード」または「バレルジャケット」と呼ばれるパーツだろう。
三脚やフォアグリップなどの補助具を用いずアサルトライフルなど銃身の長い銃を構える場合、トリガーにかけない手は銃身を下から持ち支える。
しかし銃弾を撃てば撃つほど銃身は過熱し触り続けていれば当然火傷するため、手で持っても問題ないようこのパーツが取り付けられる。
穴がいくつも空いているのは、放熱と軽量化の両方の目的を兼ねている。
かつては木製の方が一般的だったが、現在ではより加工しやすい金属やプラスチックの方が主流である。
また、頭部のデザインは角竜類の恐竜の一種であるトリケラトプスによく似ている。
原作・アニメにおいて―
アニメVRAINSの「遊作/Playmaker vs鴻上了見/リボルバー」(4戦目)でリボルバーが使用。
《ショートヴァレル・ドラゴン》・《シェルヴァレット・ドラゴン》・《メタルヴァレット・ドラゴン》をリンク素材に、《ヴァレルロード・ドラゴン》と相互リンクを満たすようにリンク召喚された。
(2)の効果を2度発動し、《ミラーフォース・ランチャー》と《聖なるバリア -ミラーフォース-》をコストにPlaymakerの墓地の《パワーコード・トーカー》と《エクスコード・トーカー》を特殊召喚した。
(2)の効果名は「リワインド・フェイズ」。
アニメでは(2)の効果に回数制限が無かったが、代わりに蘇生可能なのはこのターンに戦闘破壊されたモンスターに限られており、エンドフェイズの自壊デメリットもあった。
また(3)の効果は「表側守備表示モンスターを攻撃表示にする」効果であった。
アニメ版の(3)の効果は《ヴァレルソード・ドラゴン》の(2)の効果の対になるように意識されたものと思われる。
OCGでは相手の攻撃してきたモンスターを守備にして自分のモンスターを守るという行動ができるため、より「ガード」の名に相応しい効果になっているとも言える。
アニメでのレアリティはウルトラレアとなっている。
アニメに先に登場した他2体のリンク4ヴァレルモンスターと違い、このカードには初登場時も固有の召喚口上が無い。

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